natsumikan’s diary

主に趣味(ゲームやアクション・ホラー映画)を書くぶろぐです^^

邦画【駆込み女と駆出し男】

おはようございます^^

今回は邦画作品【駆込み女と駆出し男】を鑑賞しました!

今回もネタバレ含みますので、閲覧にはご注意くださいませ★

 

【登場人物】

見づらかったらごめんなさいい^^;

そんな時はこちらをクリック★

主役級は大泉洋さん、満島ひかりさん、戸田恵梨香さん、内山理名さん、樹木希林さん、堤真一さん、木場克己さん、キムラ緑子さん、山崎努さん、山崎一さんたちかな?

もちろんちょっとだけの出演でも有名な方々が沢山出ていらっしゃる作品でした^^

ほーんとに豪華です(笑)

 

さらっと言いますと、感動あり!笑いあり!ですね★

見ごたえのある作品と言っていいです。

大泉洋さんが本当にいいキャラすぎて好きですね^^

早口こんなにきれいに言える人って少ないんじゃないかな?(笑)

 

【内容紹介】

ここからは完全にネタバレ含みます。

井上ひさしさんの小説【東慶寺花だより】を原案とした作品です。

 

時は江戸時代。

幕府公認の縁切寺東慶寺】が舞台です。

東慶寺は、神奈川県鎌倉市山ノ内にあり当時は男子禁制とされていました。

お寺について詳しく語ると長くなるのでここは割愛させていただきます。

時を同じくして、江戸では質素倹約のため様々なものが禁止・処罰の対象とされていました。

そんななか、戯作者に憧れる一人の男が今回の大泉洋さん演じる主人公【中村信次郎】です。

戯作者は、質素倹約令の敵でもあるためなかなか商売として売ることは難しいため、医者見習いとしても勉学に勤しんでいます。

ですが、町中罰せられる人々を見て嫌気がさした信次郎は身内である樹木希林さん演じる【三代目柏屋源兵衛】のもとに厄介になりに向かいます。

そのころ、別の場所では二人の女がそれぞれの事情で源兵衛のいる柏屋…もとい縁切寺へと向かいます。

その二人の女が、満島ひかりさん演じる【お吟】と戸田恵梨香さん演じる【じょご】です。

お吟は、今でいう内縁の妻として…性的な理由にて離縁したく寺へ夜更けにこっそりと向かい

じょごは、旦那からの今でいうDVや浮気などにて寺へと向かいます。

その途中の山道にて二人は出会うのですが、お吟は駕籠に乗ってきていたのですが途中で乱暴されそうになり乱闘の末、足を負傷して茂みに隠れていました。

そんなお吟をじょごは担いで寺へと連れて行ってくれます。

そして、寺へもうすこしのところで追っ手と思しき男性が迫りお吟は必死に下駄を寺へと投げ入れるのですが届かず、じょごが拾って走ります。

そこに追いついた男は、じょごに殴られ気絶します。

じょごはお吟の下駄を投げ入れて、無事に御用宿に入ることができました。

そしてこの時、殴られて気絶したのが信次郎でした。

 

御用宿に入るとお吟は、源兵衛と柏屋の番頭である利平と妻・お勝に調書をとるために部屋へと案内されどうして縁切りしたいかなど聞かれます。

そして、寺での身分(階級的なもの)を聞かれお金を持ってきていたお吟はじょごを自分の世話係にしたいと申し出ますが、じょごは遠慮し一番下の雑用係を申し出ます。

そして、じょごも調書を取られるのですが、なかなか喋ろうとしません。

源兵衛は信次郎と利平に調書を頼むのですが、その前に信次郎はじょごの額の火ぶくれを治したくてうずうず…ですがじょごは拒絶ばかり

そんなとき、信次郎は持ち前の口八丁でじょごにこう言います。

額を治せば見違える美しさに戻ることができる。綺麗に治すことができる。そうすれば旦那を見返すことができますよ。と

するとじょごは受け入れ治療を開始。

そして、調書もとることができます。

その後は、寝泊まりしながら二人それぞれ同じ屋根の下で生活します。

そして、じょごは信次郎とともに薬草摘みに出かけて勉強を始めます。

数日がたったころ、源兵衛は信次郎にじょごの旦那を探るよう命じます。

信次郎が嗅ぎまわっていることに気づいたじょごの旦那・重蔵は信次郎にこんなことを言います。

縁切寺では、女郎の足抜けも仲介していたんだと…

戸惑う信次郎をよそに、乗り込まれたくなけりゃじょごを返してこいと言います。

それを無視し、帰路へと戻る信次郎。もう心の中はもやもや…

帰路の途中で武士のような女に出会います。

なにやら思い悩んだような恨みがあるような…

ですが、その女武士がいたのは武術を町の者に見せる小さな劇団のようなところでした。

劇が終わり、小銭を女が持ってきたざるに入れ話しかけるが無視される信次郎・・・

不思議に思いながらもまた帰路につきます。

 

帰宅し、書庫へと籠ると離縁人の記録を調べます。

するとやはり怪しい部分が

不審に思い、源兵衛に聞きます。すると源兵衛は事の経緯を信次郎に話します。

ある夫婦が、妹を女郎から解放させたくていたのだが女郎の妹はとあるお偉いさんに気に入られてしまいそれができずにいた。

そこで姉夫婦は、自分らは離縁のため縁切り寺へと行き2年間妻として妹を寺で保護してほしいと申し出ます。

もちろん源兵衛は渋ります。

足抜けの手助けなどできることではないと

そして、2年間姉夫婦は妹にも旦那にも妻にも会えないし

旦那は、妻に捨てられたうつけものとして笑われ続けることを言います

2年もたてば人の心は移ろいゆくもの・・・と

ですが、妹が女郎になった経緯や姉夫婦の信念を目の当たりにし情に絆されたわけではないが助けてやりたいと思いそれを飲んだと

信次郎は問います。

もし乗り込んできたらどうするつもりだと

ですが、源兵衛は意に介さないといった様子で返り討ちにして追っ払ってやると言います。

信次郎はそれを聞き、納得しました。

 

その後、2人の女は無事縁切寺での生活が認められ寺へと向かいます。

寺では読経・写経・武術の稽古など様々なことをします。

二人は、文句も言わずに稽古に励み生活していきます。

そのあと、御用宿にあの武術の劇団が女武士を探しに乗り込んできます。

乱暴を働くが、女がいないと思うと帰っていきました。

静かになった御用宿でふと二階に用事があり信次郎が向かうと何やら人の気配が…

見て見ると、そこにはあの女武士が!

事情を聴き、源兵衛たちのもとに女を案内する信次郎。

その女は、名を戸賀崎ゆうと申し

かたき討ちをしたいと言います。

かたき討ちの仲介はしていないと言うと、わかっていますと返されどうしたものかと話を聞いていると

ようは、略奪婚なので離縁のため縁切寺に2年保護してもらいそこで武芸の精進をしたいとのこと

武士としてのことはすべて寺に行ったら捨て、髪を切り武士言葉は辞め一人の人間として生活することになると言うと

それを受け入れる覚悟があったようで受け入れ寺に向かうことになります。

 

そんなとき、お吟が体調を崩してしまいます。

診察に向かういつものおじいさん(お坊さん)は腰をやられて動けず、そこで呼ばれたのが信次郎です。

信次郎が寺に向かうと、法秀尼が門前にて待っていました。

そしてお堂のお吟のもとに向かいながら注意事項を伝えます。

・決して女たちの目を見てはならないこと

・決して女たちに触れてはならないこと

・無駄口はたたかないこと

それに対し、信次郎はいろいろ返しますが法秀尼は冷静に淡々と返します。

直接触れるときは、私がやる

見るのも私が見て見たままをあなたに伝える

信次郎もしぶしぶ受け入れ、診察を始めます。

そこで、診察をし手伝いとして呼ばれた3人のなかにじょごもいたのでじょごの傷も診て帰ります。

その後も月に2度ほどお吟の診察に赴き、じょごと内緒のちょっとした文通もして時が過ぎていきます。

ある時、お吟は信次郎にだけ心の内を打ち明けます。

縁切寺に来た本当の理由を…

ある日じょごが信次郎に尋ねます

「お吟さんはたすかるんですか?」と・・・

それに対し信次郎は「助かりません」と返します。

ショックを受けるじょご…そんなじょごに信次郎は言います。

「お吟さんはもともとそれに気づいていた」と

その後も診察に行く信次郎…ある日薬草の世話をしていると男たちにさらわれます。

その男たちは、お吟の旦那の堀切屋三郎衛門とその仲間たちでした。

信次郎を痛めつけながらいろいろと疑いを聞いていきます。

あの女狐は何を企んでいやがるとの問いに、信次郎は軽口をたたきます。

そんなやり取りをして、ふと堀切屋が弱くなるのが見受けられます。

そう、お吟も堀切屋も心底お互いに惚れあっているのです。

信次郎はそれを感じ取ると堀切屋に言います。

「お吟さんはあんたを嫌いになったり捨ててなんかいない」と

「お吟さんは労咳です。死に顔をあんたに見せたくないがためにやったんですよ」と

だが、納得できない堀切屋に信次郎はお吟に伝えられたある言葉を呟きます。

「眉、目、鼻、口、顎、どこにも強味(きつみ)と渋味がついた男は堀切屋さんだけだ。その惚れた男の涙は、百年の恋も冷めちまうとお吟さんが言っていましたよ」・・・と

男泣きする堀切屋は、その後信次郎に盗品の中から好きなものもって行きなと言い隠れ家のここがばれて乗り込まれることを言います。もって半時いそぎなと伝えると行ってしまいます。

乱闘の中、地下を通って逃げる信次郎。

 

逃げ帰り、薬草摘みに出かけたときにじょごとこっそり待ち合わせしているんですが、そこで信次郎はじょごにプロポーズします。

そこを寺にいる離縁組の女性に見つかるのですが、その人がとてもいい人で助けてくれたりします。

まあ、この女性が後に信次郎を大変な目に合わせるんですがね^^;

その後、お吟はやはり亡くなってしまいます。

亡くなる前に寝所を寺から御用宿に戻すのですが、寺の門前までじょごがおぶって連れて行くのですが、そのやり取りが泣けるんです…

ここは…もったいつけるのもなんですが見てほしいかなと思います^^;

八犬伝を信次郎が朗読し終えたところで・・・約束をまもるほんとに最後の最後までいい女でしたね…

お吟が亡くなる日、柏屋の前で僧がお経を唱えているのですがあれは堀切屋さんでした。

お吟が亡くなり、じょごや戸賀崎ゆう、女郎の子も無事奉公が終わり寺を出るときに色々また起きちゃいます。

ゆうの旦那の田の中勘助が刀を持って御用宿を襲い寺にやってきたのです。

向かい打つみんなですが敵うはずもなく、人質を取られゆうも手が出せません。

そんな時、じょごがやってきます。信次郎も一緒でしたが信次郎はじょごから御用宿を見てきてほしいと言われていくことができませんでした。じょごのそばにいたい信次郎のもどかしさが伝わってきます。

じょごはなぎなたにて向かい打ちますが、やはり力及ばず飛ばされてしまいます。

でずが、飛ばされしりもちをつきながらもじょごは諦めません。それが功を奏したのか、薙刀で勢いよく勘助のまたを切り裂くことに成功し無事倒すことができました。

その後は、寺から降りてゆうとじょご・信次郎夫婦はそれぞれの道を歩んでいきます。

最後、信次郎とじょご夫婦の行き先だけ流れるのですがそれは見てのお楽しみってことで♪

 

いや~、ほんとに面白かったです。

ほんとによかったよかった。

お吟が亡くなってしまったのはショックでしたが、亡くなったからと言ってお吟の存在が薄れることもなくじょごになんとなく性格?が引き継がれてる感じがいい味出してました。

ここでは語らなかった女郎と姉夫婦の話も最初から最後までよかった。

そしてなんといっても信次郎がね!

信次郎がというか大泉洋さんが本当に良かったです!

面白いしヘタレなとこもあるしでもなぜか一番かっこよかったです。

ぜひ皆さんにもご覧いただきたいです^^

 

それでは、また^^